お客様のカラダを触る時、整える時にリーナチュラで大切にしていること。

リーナチュラでは、

お客様の体に触れる時に
大切にしていることがあります。

それは、

・カラダの反応を感じること

・触れて遠く、深く感じれること

・症状が出ている場所よりも
　原因が強そうな部位を探すこと

大きくこれら３つの要素を
大切にしています。

例えば、
お客様が左手の痺れ
を訴えているとします。

お客様は、もしかしたら
「左手や首をマッサージしてほしい」

「痺れや痛い場所だけを
　マッサージすれば治る」

そう思っているかもしれません。

しかし、
痺れている左手を
マッサージしたり

首のヘルニアだと診断されて
首の関節だけを治療しても
良くならない場合があります。

その時に、
僕たちセラピストは

「次にどこを治療するべきか」
考え、変えていきます。

この時、
これまでの経験から
触るポイントを変える場合、

姿勢の歪みをみて
”当たり”をつける場合、

一番動きにくそうな部分に
フォーカスをする場合、

と人それぞれ、
もしくはその時々です。

そのようにして、
痺れや痛みの
原因として強そうな部分を
アプローチしていくと、
良くなっていくことが多いです。

先ほどの左手の痺れを例にあげても、

左手をアプローチした時、
左の肋骨をアプローチした時
右のお腹をアプローチした時
右の足首をアプローチした時

人によって、
良くなるポイントが
バラついてきます。

色んな流派や手技がありますが

僕の中で結論づいているのは

「一番動きが悪く、硬い部分」
から治療する方が良い
と思っています。

ですが、それを探すのは
簡単ではありませんし

とても緩みにくいものです。

ただ、そこを見つけて
時間をかけてでも
アプローチしていくことが
大切だと感じています。

痺れや痛みを訴える場合でも

カラダの組織の反応を感じ取り

フォーカスを広げてみて
自然と離れた場所に手が伸び

より強い原因を見つけ出す
そして緩めていく。

カラダの組織の反応とは、

離れた部位の筋肉・筋膜の
滑りの悪さかもしれないし

骨の律動的なリズムの弱いところ

組織の窮屈感など

いろんな感触です。

お客さんによっても違いますし
セラピストによっても
感じ取り方や表現が違います。

そして、
カラダの組織の反応や
一番の原因を見つけるためには

・自分のカラダの状態

・自分の心の状態

に気を配りながら
それが自然になって

心と体と空間のバランスが
取れている必要があります。

僕の感覚としては、
手で操作しているものが
胸で感じ取れることができ、

さらには、
背骨と一体となって操作したり

ただ背骨も
一点の硬さを作らない状態
が大切だと感じています

そのためには、
地面や座面に対して
足もしくはお尻の骨が
安定してついている状態

さらに、
カラダの正中性の意識が
取れていることが望ましいです。

そして、意識を深く向けること
もしくは、遠くの組織を感じること

基準を見つけて
感じようとすること
が大切になってきます。

逆に、上記のように
自分のカラダや心の状態が
乱れていると、

相手のカラダと
心の状態を感じ取れず

手の感触が悪くなり

組織の状態を表面的にしか
感じ取れなくなってしまいます。

このことからも
セラピストであれば、

自分自身のカラダや心の状態、

もっと言うと場や空間、
相手との間合いなどを
大切にしなければいけません。

今回の記事は、
リーナチュラで大切にしている
カラダを触れる時の感覚について
書いていきました。

セラピストとしては
当たり前のような
内容かもしれませんが、

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骨盤を整える時に
骨盤の関節や股関節だけを

パキッと調整すれば
良いわけではありません。

その事を、
丁寧に学ぶことが
できるかと思います。

これは、セラピストとして
カラダを触れる方が対象と
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《講師紹介》
佐々木隆紘 Takahiro Sasaki
・NPO法人presents代表理事
・理学療法士
・NESTA公認パーソナルトレーナー
・フィットネスニュートリションスペシャリスト
・スポーツリズムトレーニングディフューザー
養成校卒業後、理学療法士免許を取得。整形外科クリニックにてリハビリテーション専門職として10年間地域医療の一端を担う。慢性疾患の患者さんと接してきた中で「健康とは何か」を模索。肉体的に健康であることも重要な要素であるが、それ以上に環境因子・社会的な立場の重要性を実感することとなる。
身体的なアプローチを本業とする傍ら、社会的環境にも目を向け、2017年にNPO法人presentsを創設、代表理事に就任

佐々木さんが代表を務める
NPO法人Presents↓